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  • 文学の中の小樽 丹羽文雄ほか 「暁闇など」

    日付:2015年04月27日 カテゴリー:その他

     水天宮境内から見下ろした勝納ふ頭とフェリー岸壁  世にいう“オタルナイ騒動”は慶應四年(一八六八年)四月、浪人、博徒が御用所の所蔵金を略奪する目的で、五、六百人の民衆を駆りたてて押し入った事件を指している。首謀者四名は […]

  • はじめに

    日付:2015年04月21日 カテゴリー:その他

     ・・・。  が、少女時代にはもっと楽しいことが多かった。身に余る程ぜいたくな調度品に囲まれ、美味なものを食して、多くの女中達につきそわれて、私は少女時代にその後は二度と味わえなかった豊かな生活を送った。そういった過去の […]

  • 日付:2015年04月19日 カテゴリー:その他

     ・・・  昭和二十四年の秋、午前一時というのに母は、東京・吉祥寺の私の家でお手伝いをしているとしちゃんのモンペを、せっせと縫っている。およそ半年の間、私の病気見舞いに来てくれていた母は、明日の朝九時には、小樽へ帰るため […]

  • 祖母

    日付:2015年04月17日 カテゴリー:その他

    母方の祖母  母方の祖母は、文字通りの「おばあちゃん」で、私にとっては母以上の人であった。八十八歳で逝った時、私はたしか津田塾の学生であったが、わあわあ泣いて、父に、「いい年をして泣く奴があるか」と叱られたのを覚えている […]

  • 祖母

    日付:2015年04月15日 カテゴリー:その他

    父方の祖母  父方の祖母、盛ミス女は、はなはだ気品が高く、誇り高い武家娘の匂いを大正、昭和になっても持ちつづけた人であった。この匂いは、昭和十八年、九十四歳で逝くまで消えなかった。  祖母は封建時代の伝統をそのままうけつ […]

  • 雪国の四季 (その4)

    日付:2015年04月14日 カテゴリー:その他

     十月、秋の運動会。亦、母の作った菊を品評会へ出品する月。一年の丹精がみのる月で、私共も母の努力の成果を見に、公会堂へおしかける。厚物とか懸崖とか、子供には難しい言葉を覚えながら、金色や銀色の紙に「特賞」とか「一等賞」と […]

  • 岡田倉庫

    日付:2015年04月11日 カテゴリー:その他

    岡田倉庫(上)と昔ながらの出入り口 岡田倉庫(現「高木商事倉庫」色内2の1の15)  人生の最後の姿を、無残にさらしているようだ。  屋根は大きく弓撃ってゆがみ、わずかに残ったカワラは、さびついたトタンにかろうじてしがみ […]

  • 雪国の四季 (その3)

    日付:2015年04月09日 カテゴリー:その他

      三月三日はおひな様で、女の子は得意になって、雛壇の前の赤井毛氈の上で、白酒をいただいた。  四月八日はお釈迦様の誕生日で花祭り。・・・。  四月半ばから雪がとけ、この頃のぬかるみ道は最悪である。  五月にになると、春 […]

  • 雪国の四季 (その2)

    日付:2015年04月07日 カテゴリー:その他

     小樽は坂道が多い。ちょっとした坂道でも楽にすべれるので、子供達は皆、スキーを楽しんだ。今日みるような本格的なスキーではなく、竹の割ったのに、臘を塗って雪下駄の下にくくりつけて辷る。私が小学三年生頃まではゴム長は履かず、 […]

  • 雪国の四季 (その1)

    日付:2015年04月06日 カテゴリー:その他

      私が育った大正時代の雪国の生活および行事を、季節をおって書いてみよう。  正月には百人一首の歌留多とりが、盛んであった。私共の行った歌留多とりは、東京のとは異なって、百人一首の下の句を読んで、下の句を取るのである。東 […]