カテゴリー:鯡

  • 節分の豆 (前)

    日付:2015年02月03日 カテゴリー:鯡

     立春前日の節分の豆散きの行事は、昔も今も鰊漁場や一般家庭でも盛んに行われる。  升に、焙り煎った大豆を入れ、神棚に供えてから、「鬼は外福は内」といいながら各部屋ごとに散く。この豆で節分の夜漁家の主人が豆占いを行う習慣が […]

  • 海を歩く漁師

    日付:2015年02月02日 カテゴリー:鯡

     『以前から、気になっていた袋澗。』 後志学 後志鰊街道より  わしの先祖はね、北前船を持ってましてね。明治15年からこの神恵内さやってきて、漁獲・加工・運搬・販売を一手にやっていたんだね。ここのニシン漁の特徴は、今も残 […]

  • 後志鰊街道より

    日付:2015年02月01日 カテゴリー:鯡

    ◇それでニシンが資源だったんだ◇  ニシンは他の魚と違い、食べる以外に作物の肥料として利用されてきました。例えば、江戸時代半ばから、岡山の綿や麦、徳島の藍、愛媛のさつまいも、広島の藺草、和歌山のみかんなどの肥料として北前 […]

  • 鯡とともにやってきました

    日付:2015年01月28日 カテゴリー:鯡

      2008年(平成20年)から小樽の浜では、鯡の群来が見られています。 以来、毎年ニシンの群来は確認されているのです。 (但し、昨年だけは、小樽の浜での、ニシンの群来は、なかったようです。水温が低すぎて岸に寄ってこなか […]

  • 雑用網(ぞうよあみ)

    日付:2015年01月23日 カテゴリー:鯡

     後志学 後志ニシン街道より  ニシンを知っている漁師はな、ニシン以外は雑用魚(ぞうよざかな)っていう誇りってもんがあるんだ。ニシンは全部が銭を生む資源でな、数の子は相場が一人歩きしたし、身欠は内地では長年人気があるし、 […]

  • 光景が見えそう

    日付:2015年01月20日 カテゴリー:鯡

      後志学 後志鰊街道より  ■鰊場音頭保存の動機■  父が明治初年に来道し美国に定住。海産問屋を手広く商い、ニシン親方衆との交際も広く、東北・北陸地方に顧客を有し、生ニシンの買い付け、ニシン粕、数の子、身欠き […]

  • 鰊場のうた(9)~子たたき音頭

    日付:2015年01月19日 カテゴリー:鯡

     船頭は急遽、揚網を命じ、胴網、垣網を陸にあげ海岸に広げ、若い衆は網の端の方から細い棒を持って、網についている子叩きを始める。  また沖揚げをおわって空になった枠網にも、かなり数の子がついている場合なども、同じ要領で子叩 […]

  • 鰊場のうた(8)~鰊の産卵

    日付:2015年01月18日 カテゴリー:鯡

       ついでに鰊漁場の漁船のことを簡単に述べてみると普通、鰊場で使っている船を保津船と呼んでいる。その保津船で枠網を常時積んでいて鰊が郡来(ぐんらい)した時、枠網を船に吊るして鰊を詰めるのが、枠船といわれ、建網の上ズトの […]

  • 鰊場のうた(7)~囃したて

    日付:2015年01月17日 カテゴリー:鯡

     ソーラン ソーランと威勢のよいうた声で枠船に取り付けた汲み取り口から大だもで鰊が汲み揚げられ汲み船に積まれる。汲み船に乗り組んだ若い衆はやさかぎで大だもを引き寄せ、枠船に乗り組んだ若い衆はあんばい棒で大だもを汲み船に押 […]

  • 鰊場のうた(6)~沖揚げ音頭(ソーラン節)

    日付:2015年01月16日 カテゴリー:鯡

     一晩がかりで枠網いっぱい詰められた鰊は、翌早朝から沖揚げにかかる。放された枠船は艫、舳を錨で固定させ、枠船の中央に汲取桁を取付け、若い衆や臨時漁夫が乗り組んだ汲み船を汲取桁のそばにつけ、大だもで枠網の中の新鮮な鰊をすく […]