カテゴリー:見直せわが郷土史シリーズ

  • 鳥人スミスの小樽飛行大会 23

    日付:2020年06月05日 カテゴリー:大正5年(1916年)ころ

     大正6年8月27日、アメリカの冒険飛行家アート・スミスは小樽公園グランドに3万の観衆を集めて飛行大会を開催した。 本道においての飛行大会は、小樽のほかに札幌、旭川、釧路、室蘭、倶知安などでも催されているが、今回はこの小 […]

  • 明治人の小樽⑥~㉔

    日付:2020年05月27日 カテゴリー:見直せわが郷土史シリーズ

    左翼はげしかった街 寿原一門の商売は港に大和船がいっぱい入りきれぬほど停泊していれば、それと併行して伸びた。内地から米塩、鉄道資材などを積んだ船がどんどん入ってくる。こちらからは石炭、ニシンかす、木材、雑穀が出ていく。そ […]

  • 開港90周年を迎えた小樽その初年と50周年をふり返る 3

    日付:2020年05月12日 カテゴリー:見直せわが郷土史シリーズ

     今年の小樽は開港90周年を迎える。明治32年に外国貿易港として指定されたこの年を開港年としたものである。小樽港という名称になったのは明治5年であるが、形成については松前藩政時代にさかのぼる長い歴史がある。 90年前の明 […]

  • 明治人の小樽②~⑳

    日付:2020年05月09日 カテゴリー:見直せわが郷土史シリーズ

    スハラ一門の登場 大火事のあとにはセトモノが売れる。 昔からいわれたことだが、明治十五年の寿原弥平次はそれを現実のものとしてうけとった。 折からの不況である。西南戦争のためにお札をどんどん刷ったから、紙幣インフレが全国を […]

  • 小樽の明治人~⑲

    日付:2020年05月09日 カテゴリー:見直せわが郷土史シリーズ

    天皇ご上陸前の大火災 バイクを恋人のように抱いてフェリーからおりたヤングが、 「これがコタルか」 といった。 いわれた天狗山に雲がかかる。 コタルでは羞しいのだ。 でもオタルがコタルでもいい。 よくぞ来たなウェルカム。小 […]

  • 古き良き「小樽のひとよ」誘致OK。だが、金は地元でつくれだって~⑮

    日付:2020年04月29日 カテゴリー:見直せわが郷土史シリーズ

    小樽高商、地元新聞大反対の中誕生 フンドシの先生 今は亡き郷土史家越崎宗一氏によると、小樽高商設置要望の第一声は、地元の弁護士・道会議員の小町谷純によってなされた。明治三十年のことだという。 小町谷といえば昔の道政記者の […]

  • 大金持あとかたなし~㉗

    日付:2020年04月29日 カテゴリー:見直せわが郷土史シリーズ

     アズキ将軍 小樽で大尽となり、道内一といわれる豪邸を建てたのは山本久右エ門、犬上慶五郎、佐藤松太郎、金子元三郎、高橋直治、藤山要吉、野口誠一郎、井尻、丸ヨ石橋、渡辺兵四郎らであろう。儲けたら国に帰るつもりだった富山商人 […]

  • 大正5年の小樽(その1) 43

    日付:2020年04月29日 カテゴリー:大正5年(1916年)ころ

     本誌9・10月号では、小樽が市制を施行した大正11年について述べた。市は今年70周年を迎えて、記念式典(8月1日)や資料展など多彩なイベントを展開し、改めて大正時代を振り返ることができた。 本号は、市制施行から6年さか […]

  • 海難救助と小樽 31

    日付:2020年04月29日 カテゴリー:大正5年(1916年)ころ

    「海はわが国を活かす〝動脈〟であり船は〝血液〟といえる……」 これは、財団法人日本海事広報協会が昭和63年に発行した「海事知識」という本の序文の一節である。 海に囲まれたわが国は、人や物資の輸送、水産資源の獲得、海底開発 […]

  • 市制になったころの小樽(その2)~手宮の裡町通りの商店街 42

    日付:2019年12月31日 カテゴリー:見直せわが郷土史シリーズ

     紫雲に風なぎて あこがれ望みし我胸の 今暁の光得て 手に得し理想の自治の市 文化けんらん雲を縫ひ 自治燈いよいよ光あり 自信の旗をひるがへし 北斗の誇りぞ大小樽 この歌は大正11年、小樽が市制施行した8月に行なわれた旗 […]