2021年10月08日

株式會社　十二銀行小樽支店（色内町　電話　一〇五八番　一二二六番　二七番）

　資本金三百萬圓、拂込額二百五十萬延円と積立金六十一萬圓、本店は富山市で明治十年七月の創立である。現在支店は全国十五個所、本道では小樽・札幌・旭川で、其小樽に設置されたのは明治三十年七月だが、其確實なる取引は年々區内の信用を高め、殊に越中人士の機往年々多きを加ふる我小樽にあつては、将来の取引益々繁かるべきは言を俟たぬのである。頭取は中田清兵衛氏で、當支店長は石場清一郎氏である。

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株式會社　函館銀行小樽支店（色内町　電話　六六六番）

　明治二十九年八月の創立、資本金百万円の拂込金六十二萬五圓、積立金十三萬九千圓、函館財界の重鎮である。小樽支店の開業は明治四十年九月、頭取廣谷源治氏、取締役斎藤又右衛門・久保彦助・金澤彦作・西出孫右衛門・監査役平出喜三郎・笹野栄吉・松山吉三郎、支配人徳根卯三郎、小樽支店支配人御友重徳氏。

より

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