ニシン漁家列伝 小樽関係抜粋 忍路場所④

2019年01月28日

徳光 大次郎 余市郡余市町

 徳光大次郎は、文久三年、江差の漁業家小黒嘉右衛門の二男に生る。嘉右衛門の兄徳光太蔵は余市で漁業を営んできたが、嗣子がなかったので、大次郎を養嗣子とした。明治一一年、養父没し家業を継ぐ。漁業のほか米穀・繩莚を商う。

 その後変転はあったが、終始各方面に指導的姿勢を崩さなかった。農業では赤井川の開墾、漁業に関連しては、汽船トロール漁業の試験操業を実施したほか、明治四〇年、水産局などの指導の下に補機帆船を建造し、近海の鱈延縄漁業、鰊流刺網漁業、鮪延縄漁業などの漁業試験を行って、近海漁業の振興に寄与した。公的分野では道議として道政にあずかり、余市漁業組合長をはじめ、多くの公職に任じた。

 昭和六年、忍路に徳光商店名で、二統の鰊漁業権を所有していた。

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今年は豊漁なんです 昨日は、赤い石と…が

しかし、私が待っているのは

『鰊の群来とルッツ!』

群来は、北西の風 満潮の時がねらい目。

ルッツは、大嵐の次の早朝。

今年豊漁のものは、凪ているときに。

いつ海に行くのか

びりびりするほど痛い手をいかに温めるか

それが問題です。

そして、家にたどり着くと、汗びっしょりになっていること が…