小樽商工会議所(総覧 日本の建築より)
2021年04月04日
・小樽市色内1-6-32
・昭和8年(1933)
・市指定歴史的建造物
・設計 土肥秀二
・施工 萬伴作
・RC造地上3階地下1階
・1070㎡
商業港湾都市としてめざましい発展をとげた小樽の要は、この商工会議所である。
設計は市庁舎も手がけた土肥秀二で、施工は地元の萬伴作が6万1000円で請負っている。工事は昭和8年4月に起工し、同年10月落成した。
構造は鉄筋コンクリート造であるが、さまざまな意匠に設計者の意気込みが伝わる。正面外装は石川県産千歳石貼り、右側階段室は垂直性の強い窓割りとし、テラコッタの額縁をつけている。軒蛇腹の中心には人造石仕上げの旗竿が立てられていた。また、玄関車寄せには花崗岩を用い、今も両脇にロマンチックな風情の照明が取り付けられている。
内部意匠にも力が注がれ、2階の会頭室は壁に腰羽目を回し、天井に石膏の蛇腹をつけて重厚な雰囲気をつくっている。3階の大会議室は13mのスパンにアーチ形の梁を架け、蛇腹に細かな彫刻が施されている。
~総覧 日本の建築 小樽関係抜粋より
《指定第10号》
色内大通りにある
『会議所(当初は小樽商業会議所)が登場したのは明治28年(1895年)。創立議員の顔ぶれを見ると、藤山要吉、山田吉兵衛、渡辺兵四郎、遠藤又兵衛、白鳥永作、板谷宮吉、高橋直治、石橋彦三郎…など25名の名前が。当初の事務所は港町にありました。
小樽商人の軌跡を伝えてきた由緒ある建物。一度、中を見学してみたいと思っていました。』
2階への階段
3階への階段
會頭室は1階にありました
休憩所に置かれていた重厚なテーブルとイス
玄関横のコート掛けに刻印された文字
「読めますか」 と尋ねられたので、『北海道商工経〇〇〇〇之印かな?』
趣きがあった玄関内側 石造りの壁
明りの灯った旧小樽商工会議所
(指定第10号)
~2015.10.31~
そば会席 小笠原
北海道小樽市桜2丁目17-4電話:0134-26-6471, 090-5959-6100
FAX:電話番号と同じ
E-mail:qqhx3xq9k@circus.ocn.ne.jp
営業時間:10:30~21:30
定休日:月曜日