インテリア和光
2023年02月02日
さまざまの人の利用を経てきた赤レンガ四階建てのインテリア和光
~赤レンガの壁 厚さ約60㌢~
浅草通り、大国屋の向かいにあるインテリア和光は、表はカラーテントで覆われているものの、創建当時そのままの四階建ての赤レンガ造りである。正確な建築年代は不明。藤本和光社長によると、明治中期から末期のものではないかということだ。
中△(ナカウロコ)が勧工場(今のデパート)としてフジヤ家具、メガネの富士、そして和光の一角を使ったのが始まり、勧工場は大正五、六年ごろまで続いた。次に根室銀行がはいり、戦後合併して安田銀行となり、その後安田火災を経て、昭和四十五年に現在の和光というように、さまざまの人に利用されてきた。
レンガの壁の厚さは約六〇㌢もあり、内壁は漆喰(しっくい)塗り。柱は一本もなく、壁と壁に太い梁(はり)を渡して各階をつくっている。窓は観音開きで、開けると両隣の戸がきっちり合うようになっていて、一種の装飾性をもたせている。屋根はカワラ。一階の店舗はインテリアの店らしく内部改装されているが、それ以外の階は倉庫としてほぼ昔のままの状態で使われている。
「構造上、壁を抜いて窓をつけることができない。暗いのは不便だが、なかなか良い建物ですよ。」と藤本さん語っていた。
~小樽の町並み 朝日新聞社編
昭和54年3月1日より
《指定第73号》
大国屋呉服店正面に建っていた
今は、喫茶店。
~2015.7.27
『そういえば、昨年(2022年(令和4年)、店に来てくださったんです。向井呉服店について、もっと話を聞きたかったな~。』
そば会席 小笠原
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