日本郵船小史2~(三)日本郵船の創業時代(明治18年ー30年)その1
2015年08月12日
函館、小樽を中心とする当社の沿岸航路は明治初期の鉄道未発達な北海道に於いて東海岸、西海岸の開発に重要な使命を果たした。
(1)経営航路
当社創立当初の経営航路は明治18年(1885年)9月29日付命令書第8条により14線を指定せられ、本道関係航路は次の各線である。
横浜・荻ノ浜・函館間 1週間2回
函館・根室間 航海度数未定
函館・小樽間 〃
函館・青森間 毎日1回
森・室蘭間 〃
小樽・伯州境間 航海度数未定
函館・土崎・酒田・新潟・直江津・伏木・敦賀に寄港し、但し、荷物の都合により此の他の港に寄港し又冬季風浪不穏の時は新潟、酒田の寄港を廃し、碇泊に差支えない他港に寄港するを得。
小樽・増毛・礼文・利尻・宗谷間
小樽・増毛間は 4月より10月まで 1月5回
11月より翌年3月まで 1月4回
礼文外二郡は 4月より10月まで 1月2回
11月より翌年3月まで 1月1回
国後諸島択捉北見地方
毎月4回但し右4回の内毎年5月9月1回宛、得撫島へ航海。
上記命令航路は当社開業早々の営業の実情に即しないので、政府の許可を得て次の通り改正した。(附図1参照)
神戸・函館線 毎週2回
〃 ・小樽線 〃 1回
田子浦丸(7460/t)住江丸(1320G/t)紀伊丸(1355G/t)
函館・小樽線 4日1回
東海丸(1117G/t)
函館・根室線 不断航海
函館・青森線 毎日1回
森・室蘭線 〃
小樽・宗谷線 不断航海
根室・各離島線 〃 (冬季欠航)
今日、第二大通りを歩いていたら、
『これ、ほしいー。』
国後、択捉航路も既に、あったのです。
そば会席 小笠原
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