見違へる最上町 三
2021年02月11日
山を背負つた小樽としては横に開拓されて縦に伸び悩んだ事は事質だ、綠町方面から最上町の發展はつい最近の事だ、十年程前までは全く草ぼうぼうの荒丘の中に木村圓吉氏の瓦屋根が遠くお城のやうに浮かんでゐたものだ、それが大正の好況時代に急激な膨脹によつて瞬く間に新市街を形成した、地價の暴騰は勿論であるが地主木村さんの地代は格安といふ事だ
綠町の發展に伴ってお葬式の時だけしか用のなかつた最上町も原形をわづかに殘す程に變つた、最上小學校の建つのも遠い將來ではあるまい、市會の頭痛鉢巻も一つ增す事であらうがかういう悩みは結構である
火葬場が移轉された當時小樽の人達はあまり遠いとつぶやいたものである、その頃は眞言宗の精周寺がコンモリした林の中にあつたのみである、その後天德溫泉(今は紅綠園)が開設され、末武牧場が根據を占むる事になり幾春秋を閲したがスキーの發達につれ綠ヶ丘から追はれたスキーヤーは會場をここに求めたがこれも追はれる時期が來るであらう、地主高橋氏はゴルフリンクを設けやうとしたがこれは失敗らしく、今は宅地として地均しを行ひ千秋閣の事務所が建てられた、遠方から見える堂々たる白亜館がそれだ、その外小林氏や長谷川氏や星野氏やその他の重役連達の住宅がここ二、三年の間に櫛比し、しかもその樣式が一つとして同一のものなく、恰も建築のサンプルを見た樣なものだ、これからの建築樣式は最上町からといふ事にならう、草分けの法雷寺に参詣する爺サン、婆サン連も今昔の感に堪へかねてゐる(寫眞は千秋閣)
樣式を競う近代建築
小樽今昔ものがたり(上)
変る地帯 三 昭和十年十二月十三日より
何を釣っているんですか
「マスです。」「何を採っているんですか?」
『赤い石です。‼』
定置網の上にはゴメが
桜の便りが聞かれるようになりました。
~2015.4.24
2021.2.11
今日を含めてあと3日が…。
2月11日(木)海の天気は
大潮 晴れ一時雪 西の風 2m後1m(波の高さ)
2月12日(金)海の天気
大潮 晴れ 南西の風日中東の風 1m(波の高さ)
2月13日(土)海の天気
大潮 晴れのち曇り
『この3日間が今年最後のチャンスでしょう。手掴みの。明日と明後日に期待です。』
そば会席 小笠原
北海道小樽市桜2丁目17-4電話:0134-26-6471, 090-5959-6100
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