間に合ったあ。

2014年04月09日

 「今日は東小樽海岸に行ってから朝里に向かおう。」

途中、山菜をどこよりも早く採ってきてくれる店に並んでいたのは、

天然の行者にんにく・谷地ブキ・カタクリ・フキノトウ・福寿草。

去年作っておいた行者にんにくの醤油漬けがあと一本になっていたのでした。

「これでお浸しや行者にんにくの醤油漬けをきらすことなく提供できるぞ。」

(行者にんにくが苦手な方には燻りガッコや新漬けを。)

「間に合ったあ。」

 

今日の海からの贈り物は、赤い石2キロ

カニ。石を拾っていると靴を挟んでいたのでした。

タラバでもなし、花咲でもなし、ズワイでもなし、毛ガニにでもなし、クリガニでもなし。

甲羅が五角形で尖がっているぞ。大きさは手のひらサイズ。

「もっと大きくなったら、またおいで。」と波打ちぎわへ。

「もう来ないよう。だって大きくなったら・・・・・。」

と言いながら海の中へと消えていきました。

 

 『その後、会うのはイソガニばかり。』