実態調査(1992年)から その14~大正14年作成の地図

2017年03月27日

(5)大正14年作成の地図「小樽市」(小樽市役所蔵)は、当時の市街形態を示す注目される資料である(末尾に添付)。大正14年は、市制施行3年目に当る時点であるが、前年の13年には、小樽運河の完成式を挙行している。

 同地図によって、市街化された範囲、特に山側の区域の外郭線を示すと、次のようになる。現在の道路名によって勝納町、新富町から北にたどって行く。

 南端は、潮見台線で汐栄線―真栄線―(勝納川右岸)―国道393号―奥沢第―小路線―開運線と進む。奥沢が勝納川左岸だけの片側町であることが注目される。

 外郭線は、国道5号から住吉線―住ノ江上通船―入船7丁目小路線―入船7丁目仲通線―住初線と進み花園地区へ入り、公園南線―市役所前通線―青葉ヶ丘通線―元会議所線―公園東通線―於古発川河岸と進み緑地区に入る。小樽公園を於古発川に沿って南進し、公園西通線へでて、道道小樽環状線を少し進み、竹の裏上通線―緑町八軒通線―若草通線―緑第3通線―高島通線を通り富岡地区へ入る。

 富岡地区は、富岡上通線―(その終点を東へ曲がり)―富岡日銀通線―船見線―国道5号で色内・手宮地区に入る。国道5号から西通線に入り、浄応寺横線―(豊川第1線の延長部)―長橋線―清水第3線―豊川第4線―豊川第1線―手宮仲通線と戻る。次いで石山線を北へ進み、手宮川通線―(豊川新通線の延長線)―梅ヶ枝仲線に入るが、その後は図に明らかではない。この箇所は当時、北廓と呼ばれた遊郭区域である。

 旧北廓の東側に当たる赤岩線から末広線―(末広線の延長道路)―厩線―道道小樽海岸公園線を南に戻り、手宮通線から運河通線を経由、港に出る。

道を

歩きたかったのですが、

本文に出てくる道の名前が分からず

断念 2年ぶりにスタートします