実態調査(1992年)から その13~明治30年代 富岡地区

2015年04月11日

(4)明治30年代に入ると、現・富岡地区の急傾斜地に宅地を造成し、住宅を建設するようになる。切り盛りした宅地には高い石垣が築かれるが、中心街への距離の近さと眺望の良さが買われ、高級住宅街として成長する。

 同36年、於古発川上流地区の開発のため、於古発川に沿って富岡・緑地区をさかのぼる環状道路が完成する。小樽公園裏を通り、現、松ヶ枝1丁目(南廊と呼ばれた遊廓地区に)達し、さらに入船地区と結ぶ道路が完成する。現在の緑山手線と入船線とを連続する道路である。小樽の戦前の住宅街を代表する緑地区と富岡地区はこうして形成される。

 入船川上流地区と松ヶ枝地区とを結ぶ道路に沿った宅地化は戦後になって活発化した。変化に富む地形や道路、宅地は、平坦な地形の都市では望むことのできない好ましい景観を造っている。

 なお、明治44年(1911)、於古発川左岸をのぼる現・花穂中央線の終点の山腹を切り開いて、小樽高等商業学校(現・小樽商科大学)が開校する。小樽の市街、港を見下す眺望のすぐれたキャンパスである。「聖丘」と呼ばれ、近隣の高台に高級住宅街を広げ、促進した役割も見逃せない。

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 雪もすっかり解けたので、久しぶりに遠出がしたくて出かけました。

CIMG9923確かこの辺りに金子元三郎邸があったはず

CIMG9935みごとな石垣があちこちに

CIMG9934趣きある御宅も

CIMG9931小樽商大からの眺め

 

明治36年に完成した道路を歩いてみました。

CIMG9940緑山手線~スタートはここから

CIMG9942松島内科前

CIMG9943あかりのろうそくを製作している店だ

CIMG9944洗心橋

CIMG9946右が松枝1丁目

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CIMG9951CIMG9952それにしても道路が広い‼

CIMG9953手入れが行き届いている庭木の家

CIMG9954この先は入舟町

CIMG9955アッ タマヤナギ~北のウォール街資料室のある

CIMG99563丁目の次は

CIMG99584丁目の次は

CIMG99592丁目その先は

CIMG9960入船十字街そして

CIMG9961入船1丁目と続くのです どうして?

お知らせ

その1

CIMG9963バスが運ばれていました

CIMG9962消防自動車と同じ色のレッカー車で

その2

CIMG9938小樽水産高校の皆さんが獲って来たマグロが

CIMG9939生協

CIMG9967今週と来週の土日に売り出されています。