昨日、行ってきました

2024年08月29日

知事公邸

の隣にある

北海道立近代美術館

明恵上人と文化財の継承

明恵と高山寺~紀伊国在田(現在の和歌山県有田郡)に生まれ、幼くして仏の道に進んだ明恵は、建永元年(1206)に後鳥羽院から栂尾(とがのお)の地を賜り、高山寺を再興しました。ひたむきに修行に打ち込み率先して範を示した明恵は、多くの弟子に慕われ皇族や武家の要人から支持を集めました。それとともに膨大な数の経典や絵画、彫刻等の宝物が高山寺に集まったのです。また明恵は日本で初めて茶園を開いた人物としても知られており、高山寺境内の茶園は「日本最古の茶園」と呼ばれています。平成6年(1994)には明恵時代の唯一の遺構・石水院をはじめとする高山寺の寺域全体が、世界文化遺産に登録されました。

明恵が愛した高山寺のマスコット~明恵が飼っていた黒い犬を模したとされ、明恵やその弟子はもちろん、高山寺を訪れた文化人たちも撫でて可愛がったという。

重文 子犬 鎌倉時代・13世紀

春日明神の使い 阿吽を示す雌雄の鹿~明恵が春日大社を参詣した時、30頭の鹿が明恵に向かって伏したという逸話を思い起こさせる。

重文 神鹿 鎌倉時代・13世紀

 

国宝 鳥獣戯画 甲巻(京都・高山寺蔵)

第1紙~第23紙

※甲巻の展示期間は7/28までです。

※壁面の複製は全会期を通じてご覧いただけます。

※解説は壁面の複製と同じです。

 

甲巻~動物たちが大活躍 あの有名な場面はこの巻にあり

乙巻~日本と異国、そして霊界の動物たち その生態と仕草を活写!

丙巻~前半は和やかな人物戯画、後半は賑やかな動物戯画

乙巻~笑い所満載 奔放な筆遣い、実は名人の技

 

複製を見るまでに、40分ほど並んだでしょうか

丙巻と乙巻の実物を見ることができました。