連続講座「後志を考える」

2023年11月18日

小樽芸術村では、「令和5年度文化庁文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光推進事業」の一環として、地域住民等を対象とした連続講座を開催します。これは、小樽地域への来訪客に文化資源の魅力を伝え理解を深めてもらう「伝道師」のような役割を担う人材を養成することを目的として、4年にわたり実施するものです。2年目となる今年度は視点を広げ、小樽を含む北後志の文化財やまちづくりのあり方に関する講演会5回開催します。

 

ニシンの漁獲高が

明治30(1897)年頃最盛期でした 北防波堤が着工

浜を埋め尽くすほど獲れた鰊

昭和29年を最後に、群来も…

平成11(1999)年留萌で45年ぶりの群来

石狩湾系ニシンの漁獲高が増えてきているのは

1996年から12年にわたって、ニシン資源を増やすために北海道の主導で『日本海ニシン資源増大プロジェクト』が実施された。このプロジェクトの目玉となったのが人工授精で育てた稚魚を放流する事業であり、この親魚として石狩湾系ニシンが使われたのだ。

北海道のニシンの漁獲量は増えてきているのに北海道の塩カズノコ生産量は減ってきています

『でも、わたしは北海道産の数の子は、十分 パリパリ感があると思っています。』

 

そして今日、

連続講座「後志を考える」④

近世・近代のニシン漁

1919(大正8)年に加藤忠五郎によって建てられた青山家の元場の番屋兼住居は、現在、北海道開拓の村に「旧青山家漁家住宅』として移築復元され、北海道博物館には青山家ゆかりの歴史資料が所蔵されているそうです

漁夫の募集は、民治が担当。1915(大正4)年12月10日から1月初旬にかけて、南部地方(青森県八戸周辺)や秋田地方を廻り…。

祝津漁場では約210人ほどだったそうです。

歴史資料の中には、手紙3万通、はがき5万通も年代ごとに仕分けてあったそうです。

青山家の経営哲学の一端がうかがえる事例も紹介してくれました。

 

小樽芸術村へ、今週は四度通いました。

充実感でいっぱいです。