かわいい質問

2014年07月14日

一昨日のお客様が、海鞘の酢の物を食べながら。

「海鞘って、目はどこにあるんでしょうね?」と尋ねました。

(おっ、良い質問だね と、思いながらも、)

「ん~、それは、昆布の目は、どこにあるんですか?という質問と同じだね。」

と、答えました。

その時は、なかなか良い答えかな?とも思いましたが、

「待てよ、昆布は海草 植物。海鞘は動物。目があるかも‼」

 

調べてみました。

 

分類・分布~ピウラ科の原索動物の総称。漢字では一般的に海鞘と書くが、

植物のような形から海花、また強精食品とされたところから・・・。

 

 

生態・形態~一見パイナップルのような形をしており、動物性セルロース

(ツニシン)からできている根で、沿岸の岩礁などに固着して生息している。

マボヤは長さ15センチ、直径10~20センチの球形。アカボヤは長さ12センチ

直径7センチとやや小型。外皮は朱色で、乳頭状突起が並ぶ。上部のふたつの

突起は、入水口と出水口で、出水口から水を吹き出すものは、、生きている証拠。

雌雄同体で10~1月頃に散乱し、一年で約1センチ、二年で約10センチ、

三年で20センチほどに成長する。三年くらいのものが食べごろ。

水揚げして数時間たつと、オクタール、シンチアノールという成分が生成され、

特有のにおいを放つようになるが、生きているものの身や採りたての

新鮮なものは、磯の香しかない。

 

 

旬・目利き~旬は初夏から秋にかけて。昔から、

「海鞘は藤の花の咲く頃から味の出る。」と言われるほどに夏がおいしい。

 

「ホヤはキュウリとともに肥える」と言われており、初夏に畑でキュウリが育つ頃、海ではホヤが育ち、味も良くなるという。・・・・・。

 

 

IMG_2907マボヤ

IMG_3079アカボヤ

CIMG2670ホヤ酢

 

目はないですよね。