住吉神社の大鳥居

2014年07月10日

CIMG2335国道5号線沿いにある住吉神社」

 

この大鳥居(第一鳥居)は、1898年(明治31年)

北前船の船主であった広海二三郎と

大家七平の二人が船一艘を

買い上げて広島県尾道から運んで、

寄品したそうです。

~北前船は大阪と小樽の往復の間の寄港地で商売をしていた。

このため、「海運の安全祈願と商売繁盛を願い、

小樽一の住吉神社にこの御影石の鳥居を寄品した。

豪華なものを寄品するにあたり、神のご加護を得る、

そして、二人の力を誇示するため。」(博物館長)という。

~小樽ジャーナルより

 

 

 

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どうして、二人で?

二人とも出身地は、石川県加賀市瀬越町。

二人はいち早く北前船に汽船を導入し、

優れた洞察力と実践力で次々と新しい事業に挑戦したそうです。

 

明治22年に五世・広海二三郎(1854年~1929年)が、

明治24年に四代・大家七平 (1865年~1929年)が、

小樽に倉庫を建設しました。

 

江戸時代に近江商人が肥料としての鰊を求めて

小樽を拠点としていたが、

その交易船である弁財船に乗り込んで

ビジネスを学んだ主に北国(北陸地方)の

人々が独立して「北前船」ビジネスを開始し、

北前船主として産業革命の波に乗って大成し、

北陸5大船主として活躍したのがこの二人なのです。

 

 

二人は、兄弟であり、奇しくも、同じ日に亡くなったそうです。