観光小樽ー資源と施設の総覧ー

2016年09月08日

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はじめに

 おたるは海、山、温泉など多彩な観光資源に惠まれている。これらの資源は、観光観念の普及に伴い、急に高く評価されるようになつた。

 小樽市では、観光資源の開発、施設の整備、観光ルート乃至はコースの設定などを意欲的に推進するため、その基礎資料として、市内全域と近郊の観光資源の分布状態、規模、性格などを調査した。 その結果を収録したのが、この小冊子である。小樽を認識する上に、いささかでも役に立てば幸いである。

                                                                昭和34年12月

                                                                           小樽市

景勝と展望

忍路海岸

位置 小樽駅の北西約8㎞(塩谷)

交通 バス余市線「忍路」下車北西へ約1㎞

景観 塩谷、桃内、忍路、蘭島を結ぶ約7㎞の行程は後志沿岸中最も風光に恵まれた海岸コースで、塩谷から桃内までは大小7個所のトンネルが連続し、バスの窓から海上に目を移すと、笠岩などの奇岩が見え隠れする。最後の長いトンネルをぬけると桃内で附近はキャンプや魚釣りによい。鰊漁の華やかな頃には、この海辺の崖下に豪壮な網元の邸宅が幾棟も建っていたが今は跡形もない。桃内川をすぎ、岬をかわすと忍路岬が前方に浮出るように海上に突き出し、岸をかむ白波が印象的であるここからの積丹岬、尻場岬の遠望も美しく、ハイキングコースとしても絶好である。なお、このコース中、旅情を慰め絵画の対象となり、詩心を湧かせるものに忍路湾、兜岩、蘭島海水浴場、塩谷海水浴場、絃掛岩、窓岩、桃岩、龍之岬、忍路検潮所、ポン前などがあり、特殊植物として忍路草(明治42年頃北大宮部金吾博士発見)や小浜菊(明治44年北大の館脇教授が兜岩附近で発見)などがある。今、忍路湾では、温泉ボーリングを行い、観光地への一大躍進が夢見られている。

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img_5483以前の国道

img_5484もうすぐ 桃内 から見た積丹方面

img_5485この向こうが 桃内

 

なぜか秋になると パート2

IMG_0597北海しんきんさんの次は小樽信金さんの講演会

『残念!』