流芳後世 おたる 海陽亭 (一)
2016年01月01日
「流芳後世」漢語で後の世に名が流るるという意味。
おたる・海陽亭の名が後々の世にも残る事を願って命名した。
題字は現海陽亭社長宮松重雄氏の揮毫。
『大広間の棟』
1896年(明治29年)住ノ江の大火後再建。
棟梁を初め建築に携わったもの一切不明。
この時代には、未だ確立していない外来工法である、キングポスト構造のトラスによる小屋組である。
海陽亭の中で、最も古いとされている部分である。
1階は、玄関を除き何度も改修されており、建築当時を偲ぶことはできない。厨房の竈は取り除かれ、ガス器具が置かれている。
5つの和室は、改修を重ね、現代風な和室の造りとなっている。
2階及び玄関については、建築当時のまま、現在に至っているとされていた。しかし2階大広間は、天井、間仕切り、床の間に改修の跡が見られ、又、海陽亭に残されている古い写真から、建築当時とは変わっていることが判明した。
1階 玄関、下足室、応接室、和室5、従業員室、納戸2、厨房。
2階 大広間、床の間、回廊、大広間には建築当初なかった舞台が設けられている。
『明けましておめでとうございます。今年もわくわくドキドキの一年がスタートします。』
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