旧川又商店(小樽散歩案内より)⑭

2016年02月11日

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 文具・紙などを扱う《早川商店》から暖簾分けし、当初は早川の支店として創業。大正期に《川又商店》となった。建物は明治37(1904)年5月8日、稲穂町の大火で焼失、わずか半年後の11月2日に新築開業し、大火からの再起第一号となった。現在、建物は雑貨ショップとして、使われている。

 建物向かって左にある「卯建」(類焼を防ぐ防火壁)が特徴的。卯建をもつ商家建築は小樽にいくつか残っているが、この卯建は朝日、鶴、亀など細かな彫刻を施した、装飾性の高いものだ石造りの店舗の背後には、木造の古風な住宅が2棟並ぶ。

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『商売繁盛の象徴でもある卯建を上げたのは誰?』