三菱銀行小樽支店

2015年10月12日

 IMG_0045当時はモダンな建て物として人目をひいた

~当時、超モダン 土地価格も銀座なみ~

 三菱銀行支店も大正時代の小樽を代表する建物の一つ。 大正十一年十月、これが出来上ると同時に支店が開店した。鉄筋コンクリート四階建ては当時としては時代の先端をゆくモダンな建て物。四階建てといっても地階は銀行の店舗で天井が高くなっているから、実際には五階建てぐらいの高さ。述べ四百七十八・五平方㍍で建築費は四十万円。いまの金で約六億円ぐらいか。

 新築当時外装は茶色で、上部の端々には三菱のマークがはいっていたが、昭和十三年に一部増築した際、外装も改め地階はグレーのモルタル、二階―四階は白っぽいレンガ色のタイル張りのいまのスタイルにし、マークもはずした。

 銀行内部は二階までの吹き抜けになっている店舗がほとんどだが、ここは最初から天井がいまのように張ってあったのも特色。これは二階から四階までは三菱鉱業と三菱商事が使うように最初から決まっていたのと、暖房効果を考えたためではないかという。

 また今でこそ上下式のシャッターになっているが、この建て物ができたころは、入口が観音開きの鉄格子になっており、これも市内では初めてだったそうで、いろんな意味で話題をまいたビルだった。

 大正末期は小樽が最も繁栄した時期。同支店の開設当初いた元行員の話では、土地買収の時の地価は坪当たり百数十円で、東京の銀座、大阪の心斎橋並みだったという。

 従って支店の格も高く、支店長次長クラスは大物を配し、後に本社理事になった人も少なくないそうだ。

~小樽の建築 北海タイムス

昭和43年7月24日~8月11日連載より

《指定第18号》

CIMG0603名称が千代田銀行の時もありました

吹抜けには、なっていませんが

CIMG0606高い

CIMG0605天井と地価

 

一昨日、仁木町の農家さんから葡萄を頂きました。

台風の影響でほとんどのブドウが落下したようでした。

IMG_2665きちょうな貴重なぶどう!

今年は例年以上に味わって果物を食べようと思っています。

そして、ここにも台風の影響が…。

IMG_2667朝7:出航するフェリー  舞鶴行かな?

昨日から8隻が停泊中‼