渡辺龍聖と小樽高商=現・小樽商科大学
2015年11月21日
↑現在の500番棟 ↑昭和3年頃の小樽高等商業学校全景
煙突の右手に見えるのが商品実験室、
後の500番棟である。
おたる 歴史への誘い
月刊ラブ おたる 平成2年4月号~4年12月号連載より
慶応元年(1865年)新潟に生まれた。
倫理学を専攻し、音楽学校の校長でもあった彼は畑違いの小樽商高へ赴任するに当り、既に確固たる信念と明確な教育方針を抱いていた。
実務教育を中心に据え、実業人の倫理の形成、実践を重んじた商人の道徳など、現在まで脈々と流れ伝えられる校風となっている。
大正10年11月、盛大な見送りの中、名古屋高商の初代校長となるべく去って行った。
北海道に高商新設の内定した明治39年、最も有力候補であった函館よりいち早く、敷地と建築費の負担を申し出たのが小樽であった。
区の有力者たちによって進められた誘致運動は、時には政府の高姿勢に頭を悩ませながらもの難事業ながらも、明治44年開校。1200坪の地均しの土地と、建築費37万円のうち20万円(現在の額で五千倍から一万倍)を寄付するに及んだ。当時、小樽区の年間予算は30万円程度。高商誘致に当っての熱意が窺えよう。
明治17年東京、同35年神戸、同38年山口、長崎と設立された高等商業学校は、同44年小樽と国立で5番目のものである。
事実上取り壊しの決定した500番棟は、大正6年、商品実験室として建築されたものである。ドロ、タモ、トチ、ニレの木に見守られた高商唯一の面影も、時の流れのなか、消えようとしている。
斜め向かいの駐車場をお借りすることができました
『みょうが、行者にんにく、うどを予定。山わさびも植えたいなあ。』
斜面には果物を植えます
桃、リンゴ、梨、ブドウ…
『実はもちろん花が咲くのも楽しみです。』
雪どけの後、エゾエンゴサクの群生が見れる場所
『今日も出来ない!』
そば会席 小笠原
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